「なんでもおまんこなんだよ」。
――谷川俊太郎「なんでもおまんこ」より。
こんばんは。第九の合唱で一番好きなのはドッペルフーガ*1、大槻泉実です。
僕、「谷川俊太郎といえば下ネタ」という認識があるんですがこれって一般的にはどうなんでしょうか。
っていうのは、僕は一時期合唱をやっていたことがあり、合唱曲って詩をもとにしたものがそれなりにあり、そうなるとまぁ必然的に谷川俊太郎作詩のものもそこそこあり。で、そういう曲は詩が先行する曲作りという前提になるので、曲解釈はまず詩の解釈から入るわけなんですが、そうするとまぁ「あれっこれ青姦じゃん」とかなったりするわけです。「いやいやでも教科書に載ってるような人だよ!?」とかって言って詩集を開くと、のっけから「なんでもおまんこなんだよ」とか言い出したりする。
またあるとき谷川俊太郎氏が「詩のボクシング」の決勝で読んだ即興詩では、対戦相手の名前を入れつつ「ねじめしめしめ 生娘手籠め」などと韻を踏んでて*2、「やばい」「かっこいい」「下ネタだ」「下品だ」などの感情が入り乱れつつも、「これが谷川俊太郎か」と衝撃を受けたり。
そんな経緯で「谷川俊太郎といえば(かっこよくてパワーのある)下ネタ」みたいなイメージを持ってたり。たりらりたり。
*1:二番目は最後のたたみかけるところかな。
*2:最近話題の「フリースタイルダンジョン」ってこういう感じだったんじゃなかろうか