FooooScript言語仕様(バージョンfo)
目次
- 概要
- バージョン
- ソースファイル
- 利用可能な文字
- 構造
- 命令語
- コメントアウト
- 例
1. 概要
FooooScriptは,テキスト端末上に文字列"foooo"を容易に出力するための,チューリング完全でない言語である。
FooooScriptは事実上,言語仕様を満たすソースコードを解釈したとき,その行数個の"foooo"文字列を出力する言語である。
2. バージョン
FooooScript言語仕様のバージョンは初版をfoとし,以降,改訂されるたびにバージョン末尾にoを一つずつ付加していく。バージョンfoの次のバージョンはfooである。
3. ソースファイル
FooooScriptのソースファイルは,特に配慮をすべき理由がない限り,文字コードにUTF-8を採用するべき(SHOULD)である。UTF-8が採用される場合,ソースファイルの先頭にバイトオーダーマークを付加してはならない(MUST NOT)。
FooooScriptのソースファイルのファイル名に付する拡張子は規定されない。ただし,ファイル交換の便を図るために拡張子".fooos"を用いてもよい(MAY)。
5. 構造
有効なFooooScriptのソースコードは,一つ以上の行からなる。各行は必ずただ一つの有効な命令語を含み,空の行や複数の命令語を含む行は許容されない。行と行とは改行によって区切られる。これらを逸脱するソースコードはエラーとなる。
有効なFooooScriptの拡張バッカス・ナウア記法的表現は,以下のようになる。
ソースコード = 命令語 , [改行, ソースコード]
6. 命令語
FooooScriptには,以下に示す命令語のみが定義される。以下にない語は,不明な命令語としてエラーとする。
fo+命令語
fo+命令語は,文字列"foooo"を出力する。
fo+命令語は,"fo"とそれに連なる任意の個数のoによって記述される命令語である。以下の記述はすべて有効なfo+命令語として解釈される。
- fo
- foooooo
- foooooooooooooooo
- fooooooooooooooooooo
以下にfo+命令語の使用例を示す。
ソースコード:
foo
実行結果:
foooo
8. 例
以下に示すのは,FooooScriptの例である。
ソースコード:
foo foooooooooooooo fo foooooooooo foooo fooooooooooooooooooooooo foooo fooooooo
実行結果:
foooofoooofoooofoooofoooofoooofoooofoooo