んで、結局KATANA 01はどうだったのよ、というお話。

以前の記事にもあったとおり(一時的にですが)KATANA 01のオーナーになったのでレビューっぽいものなど。まぁあんまり長時間触ってないんでアレですけど。

一番に思ったのは、やっぱりカメラキー欲しいわー、ってこと。まぁこれはXperia ZやiPhone 5sの時にも思ったんですけど。なんだかんださっと取り出してホールドするだけでカメラ呼べるのって便利なんですよね。画面を見ずにポケットから取り出しながらでもできる動作なので。

筐体の作り関連で言うと、サイズ感とか背面のするするした表面処理はいい感じでしたね。

懐中電灯が起動しない、起動させるとカメラがロックされてカメラアプリを起動できないまたは起動しようとするとOSごとクラッシュする、という症状は他の皆さん同様でした。

その他ハード面で地味に致命的だと思ったのが、ハードキーが静電容量方式かつバックライトなしなこと。暗い場所だと完全に勘で操作することになってかなりつらかったです。

あと意外だったのは、内部的には画面を540x960、言うなればQuarter-FHD*1で描画してたことですね。

ソフトウェア面だと、まぁWP7とW10Mのギャップによるところがいろいろと……。Windows 10は「ようやくWindowsWindows Phoneに追いついた」という印象だったのですが、実際にはWindows PhoneからWindowsに寄せていった部分もいくらかあり、例えば「押せるものは太枠線で示す」というルールが撤廃され、アイコンやボタンの多くが外周線のないものになって分かりづらくなっていたり、戻るキーのホールドで出てくるアプリケーション履歴が、WP7では戻る方向と一致する「左にいくほど古い」だったものが、デスクトップでのAlt+Tabと一致する「右に行くほど古い」になっていたり、画面下部のアプリバーから生えるメニュー以外に画面左上のハンバーガーメニューが幅を利かせるようになってめちゃくちゃ操作が遠いとか、検索キーホールドの検索画面とスタートキーホールドの音声操作がCortanaに統合されちゃったとか、画面遷移のエフェクトが回転ドアじゃなくなったとか、Pivot Pageがあんまり使われなくなった*2とか、まぁいろいろとコレジャナイ感を出しておりました。たぶん良くなった部分もあると思うのでなんとも言えないんですけどね。

うっ、気がついたらW10Mへの愚痴を列挙する会みたいになってしまった……。総括するとおもちゃとして持つにはお値段的にもまぁ良い端末なんじゃないかと思います。でも、普段使うアプリたちがW10Mに移植されてメインとして使えるプラットフォームになったら、そのときはコスパもよくてスペックも充分なNuAns NEOかなぁ、とも思いますね。Miracast環境も手に入れたのでContinuumも使えるし(使うかどうかは別として)。

*1:要するにFull HDを4分割したサイズだと言いたい。

*2:前出のハンバーガーメニューやMaster Detailパターンに吸収されている気がする。