MBAを使ってみて

ひょんなことから、買うはずじゃなかったのに買わされてしまい、処分もできずに運用を始めたMacBook Air。しばらく使っていろいろと見えてきたことを簡単に。

やっぱり重たい

MacBook Air 11インチの公称重量は1.06kg。軒並み2.0kgオーバーのMacBook系ラインの中では最軽量なのだが、11インチのゼロスピンドルモバイル機としてはやっぱり重たい。10年も前のB5ファイルサイズワンスピンドルマシンでさえ1.4kg程度*1だったことや、ネットブックの台頭を考えるとこれはモバイル機か否か、で悩む程度。この重さならいっそ光学ドライブ着けてしまえば良かったのに感もちょっとある。
本体が薄く見えるような作りと、iPadをちょっと長くしただけの筐体サイズから受けるイメージではもっと軽そうに見えるので、そことのギャップもあってだいぶ重たいように感じられる。
それでも他のMacBook系と比べれば半分程度かそれ以下なので、軽いことは確かだし、MBPよりも持ち歩きが楽ではあるんだけど。基本的にAppleモバイラーのことはあんまり考えてないのかなー、という気はしてしまう。

やっぱりSSDは速い

そんなことはみんな知っていると思うのだが、やっぱり速い。再起動してのOS切り替えですら別に何とも思わない程度には速い。ただ、自分の使い方ではその早さは電源投入時とシャットダウン時にしか生かせていない。まぁポメラ的にさっと起動してさっとノート取るためのツールとしてはいい感じなのでは。
USBフラッシュメモリだと割とすぐ書き換え不能になって読み取りしかできなくなるのでフラッシュメモリの書き換え回数ってものは未だに怖いけど。

やっぱり小さい

筐体サイズ的にもドットピッチにも。
筐体サイズが小さいのはいいことで、ほぼA4程度なので、電車内で使うときに横にNS-001U挿してても全く自分の分の幅を飛び出さない程度。快適。
ドットピッチに関してはいかんともしがたい感じ。OS XならXcodeに同梱のツールで、Windowsならコントロールパネルで、それぞれDPI設定変更できるけどそれもちょっとなー、という感じなので、めいっぱい前掲して画面に顔を近づけて運用することで対処してたり。

やっぱりモバイル向きではない

筐体の作りが、めいっぱい薄くして、みっちりつめて、外装がっつり頑丈にして、というスタイルなので、基本的にLet'snoteみたいな部品を浮かせて衝撃吸収するタイプのマシンとは設計思想的に対極にある。だからたぶん衝撃には弱そう。あと、ある程度大きな力をかけてしまうと外装の方が変形して戻らなくなっちゃう。にんともかんとも。
でも、そんなことよりも気になるのはやっぱりバッテリーが換装できないこと。公称5時間なので予備のバッテリーを一本持っておきたいところなのだが………。

まとめ

まあそんなこんなで、主にノート取り専用のマシンとして活躍いただいてますが、うん、まあ軽くて小さいので便利ですよ、モバイルじゃなくて普段の軽い使用、ってパターンなら。がっつりモバイルな場合は知りません。

*1:松下電器産業(当時。現パナソニック) Let'snote CF-A44EJ8、標準バッテリーおよびウェイトセイバー搭載時